徒然に・せきららに

道しるべに

備忘録

なぜ人は生きるのか

 

子供心に不思議でした

 

 

私の心は枯れ果てていて

「へそ曲がり」で素直でなくて善悪もつかず

「腐ったみかん」でした

 

「みかんの箱にひとつ腐ったみかんがあると、他のみかんも腐るんや」

 

私は腐ったみかんなんだと信じてました

 

毎朝目やにで目も開かず

常に鼻が詰まり息もできず

幼児の頃から生きる事を拒否していたのだと

のちに気づきました

 

明るく健やかな兄弟のなか

生きる事はずっと苦しかったです

 

小学生の頃、有名な俳優が

「明日死ぬかもしれん、

だから悔いなき今日を生きろ」と言っていて

 

ああ、同じ言葉でもまるで違う生き方だと思いました

「明日死んだらいいのに、今日が早く終わればいいのに」

 

 

 

カトリックの学校で

宣教師が見知らぬ子供へ防命具を渡し命を落とすこと

羨望の想いで聞いていました

私にも同じ場面が訪れないかと

 

喜んでこの命を差し出すのに

こんなに生きていたくないのに

この命で

誰かが喜んで生きてくれるなら

なにを惜しむ事があるか

誰か

私に

 

せめて最期くらい

有意義な命になるように

 

本気で願いました

 

何故こんなに苦しいのか

 

他の人のように

豊かな感受性で共感しあい生きる事が出来ない自分はどうしようもない欠陥人間で

 

どうして自分だけ

こんなに欠けてるんだろうと

 

いつも心は孤独でした

 

心理を学び生育環境を不憫におもい

母親を責めて生きた時期もありました

 

いつも心は苦しかったです

 

 

ただ愛したかっただけ

ただ愛されたかっただけ

 

 

長い長いトンネルをぬけ

陽だまりのあたたかさがありがたくて

涙がでる日

 

人の優しさが身にしみて

涙がでる日

 

ああ生きてきてよかったなと思います